Twitterでフォローされた海外の方のブログを読んでいて、Multitonというデザインパターンがあることを知った。とはいってもこういう実装やったことあるっていう人は多いはずで、ネーミングが聞き慣れないだけかもしれない。

OOPは実際に仕事で使うとはいっても、ここ最近ではPHPであればCakePHPやSymfonyなんかのフレームワークに移行していて、正直デザインパターンをガリガリ使ってプログラム書く機会は減っている気がする。

フレームワークでももちろん、OOPの知識は必要なんだけど、
AppControllerを継承してcontroller作ったりとか

class HogeController extends AppController {
}

親クラスのメソッド呼んだり

class FugaController extends AppController {
function beforeFilter(){
parent::beforeFilter();
}
}

のようなOOPの基礎ぐらいしか使わなくなりつつあったので、うっかりデザインパターンがあること自体、忘れるところだった(ないない)。 フレームワーク使い出す前の方が、「次はどのデザインパターン使ってやろうか」みたいに燃えていた気がする。
フレームワークはある程度コード書ける人が揃っていれば、コードの量が劇的に減るし、メンテもしやすくていいんだけど、ずっとフレームワーク使った実装ばかりやってると怠け者になりそうだ。

で、Multitonに戻ると、記事の投稿が2008年7月だから、Javaとかやってる方たちにとってはもう一般的なんだろうか。拡張型Singletonパターンというようなイメージ。
英語版のWikipediaにも、Java、C#、Python、PHPの言語別の実装例が載っているので参考になる。

Singletonといえば、かの有名なGoF本(オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン)にも載っているデザインパターンの一つで、
「そのクラスのインスタンスが1つしか生成されないことを保証することができる。」
というもの。
Multitonは
そのクラスのインスタンスを配列内にkey:valueの形で保持し、そのペアのインスタンスが1つしか生成されないことを保証する
というものらしい。
これはWikipediaのページに載っていたPHPのサンプルコード

//orochi
// This example requires php 5.3+
abstract class Multiton {
private static $instances = array();
public static function getInstance() {
// For non-complex construction arguments, you can just use the $arg as the key
$key = serialize(func_get_args());
if (!isset(self::$instances[$key])) {
// You can do this without the reflection class if you want to hard code the class constructor arguments
$rc = new ReflectionClass(get_called_class());
self::$instances[$key] = $rc->newInstanceArgs(func_get_args());
}
return self::$instances[$key];
}
}
newInstanceArgs(func_get_args());
}
return self::$instances[$key];
}
}
class Hello extends Multiton {
public function __construct($string = 'world') {
echo "Hello $string\n";
}
}
class GoodBye extends Multiton {
public function __construct($string = 'my', $string2 = 'darling') {
echo "Goodbye $string $string2\n";
}
}
$a = Hello::getInstance('world');
$b = Hello::getInstance('bob');
// $a !== $b
$c = Hello::getInstance('world');
// $a === $c
$d = GoodBye::getInstance();
$e = GoodBye::getInstance();
// $d === $e
$f = GoodBye::getInstance('your');
// $d !== $f

抽象クラスMultitionの中にprivateなstatic変数「$instances」を配列で宣言し、そこに「インスタンス名:実体」のペアを格納するようになっている。
Singletonであればこの変数にインスタンス自体が1つしか保持されないところ、Multitionの場合はその配列内にkeyが存在しない場合はインスタンスの生成ができるようになっている。

Singletonを使ったクラスの修正で、いつの間にかこうなっていたりと、どこかでもう使ってそうな実装ではあるけど、デザインパターンってそういう経験則から生まれるもんなんだろうな。
 

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